2004-04-13 第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号
それから、現在、日本のJRの場合には、地方交通線区と幹線系線区があるわけですが、幹線系線区が約一万三千キロあるわけです。それからいいますと、一万一千五百二十キロというのはそう過大なネットワークではないと私は思うわけです。 それからいま一つは、新しい基準によりますと、費用便益分析をやる。
それから、現在、日本のJRの場合には、地方交通線区と幹線系線区があるわけですが、幹線系線区が約一万三千キロあるわけです。それからいいますと、一万一千五百二十キロというのはそう過大なネットワークではないと私は思うわけです。 それからいま一つは、新しい基準によりますと、費用便益分析をやる。
また、幹線系線区においても私鉄にない特急、急行等の、優等列車と我々言っておりますけれども、大変高度なサービスを提供する列車も走っております。そのような関係で、国鉄の人キロ当たりの賃率は大変高いわけでありまして、そのような構造的に違う、差のあるものを一概に私鉄と比較することは当てはまらないものというふうに考えております。
例えば踏切だけでも、幹線系といっておるレール全部で、たしか幹線系線区は今一万四千三百五十一カ所ぐらいの踏切がある。この踏切の三分の一ぐらいはなくするとしても一万カ所ぐらい、半分踏切を廃止して半分だけやるとしても五千カ所ぐらいの立体交差をやらなければできないということなんでありまして、トンネルだけでも千九百カ所以上あるのであります。これがそのままでやっていけるかというと、そうもいかない。
ただ、委員御指摘のように、その幹線系線区というものを国が云々ということは、私は必ずしも賛成をいたしません。むしろ国がという名目のもとに、今まで国鉄がさまざまな問題を抱えてきた、その反省が今回のこの民営・分割という方針を持ってきた中には一つあると私は思っております。
そういう意味で、整備新幹線はもちろんのことですけれども、今の幹線系線区のこと、これなども将来一体どのように位置づけていくのか。枝線のことまで全部やれといったって、それは民間にゆだねていいのではないか。
しかし、実際分割をしてみましても、幹線系線区と地方交通線——特定地方交通線は別です。これは廃止またはバス転換が決まっておりますから別にして、それ以外の、国全体で言うと七千キロに上る地方交通線というものがあって、これが現実には大きなガンになっているわけです。この状態というのは、例えば東日本会社を例にとりましても、今までと変わらない形で残っているわけですね。
そういうところへ六十四年の一月から新高松空港開港、ジェット化、六十三年春完成の本四架橋、児島−坂出ルート建設、国鉄の幹線系線区と全く並行して建設される四国横断、縦貫自動車道の開通が見込まれております。そのほか高速艇の就航、国鉄をめぐる陸海空の他の輸送機関の包囲網が完成をし、これら機関相互間の過当競争が予想されるわけでございます。
現在、国鉄四国総局管内には、御承知のように、予讃本線、土讃本線、高徳本線の三つの幹線系線区のほかに、地方交通路線を合わせまして九つの線区がございます。そして、その鉄道の営業距離は八百五十八キロメートルとなっておりますが、すべての線区が赤字路線であります。全路線のうちで複線化されているところはわずかに二十七・二キロメートルでございます。これを営業距離に比べますとわずか三・二%を占めるにすぎません。
たとえば北海道の場合、資本費や年金、退職金負担の特定人件費を取り除いた幹線系線区五線だけをとってみましても、年間九百億円以上の赤字、営業係数は二一九にもなっているのであります。北海道を初め、東北、四国、九州には黒字の路線は一つもありません。経営が成り立たなければレールは次々とはがされ、鉄道網がずたずたに分断されることは、民営鉄道の不採算路線廃止の歴史が示しているとおりであります。
○山本参考人 現在進められております国鉄の経営改善計画、これは私が申し上げるまでもなく、昭和六十年度に幹線系線区において収支均衡を図る、こういうことが目的になっておりますけれども、いま御指摘のように、目標年次にその目的を達成することは非常に困難な状況にあることは事実だと思います。
○説明員(加賀山朝雄君) 国鉄の正式な財務諸表というのは一本でございますが、一応その附属的な資料といたしまして、一つは幹線系線区と地方交通線系線区という区分経理を、数グループの経理を発表しております。それから、さらにこれを分けまして、新幹線の数字は別途出しております。それからさらに、これはかなり作業が手間取りますので、一年おくれで客貨別の数字を出しております。
さて、本法案の中心的テーマであります地方交通線についてでありますが、先ほど述べましたように、赤字の額こそ全体の二九%とはいいながら、一人のお客を一キロメートル運ぶ費用で見ますと、地方交通線では幹線系線区の約九倍の赤字という非常に大きなものになっているようです。
賛成するに当たっての条件として、第一に、バス転換の場合、安定性、定時性等の鉄道のすぐれた特性をバスに付加する配慮の必要、第二に、国は公共割引の政策担当個所による負担、バス専用道の道路予算による維持及び転換交付金の弾力的な対応策、第三に、赤字額の多い幹線系線区の反省、収支均衡に向けて労使一体となった増収対策、合理化、サービスの改善に取り組んでもらいたいとの意見が述べられました。
ですから、皆さん方の場合でも、たとえば決算資料で、これは五十四年度幹線系線区の線区別経営成績というものが出ていますね。これは地方交通線の線区別経営成績というのが出ています。こういうものによって、ぴしっと計算がされ、そして公表されていなければならないと思うのですが、いかがですか。
これは現状を申し上げますと、私どもの方で区分しております幹線系線区が現在六十六線区、一万二千三百四十キロございますけれども、そのうち複線化されておりますのが、これは複線化以上を含んでおりますが五千六百十四キロ、四五・五%でございます。現在、複線化以上の工事を進めております線区が二十一線区、延長にして四百十キロでございます。
○野坂委員 特に幹線系線区というのが約六千六十七億円も赤字がありますね。大体そういうかっこうです。それで、一番弱いところから切っていこうというわけですね、今度は。特定地方交通線から切っていこう、こういうことになっておるんじゃないですか。
国鉄では四十六年から会計的区分として幹線系線区とそれから地方交通線と分けておられるわけですけれども、会計上区分という場合の地方交通線の定義というのでしょうか、それをお聞かせいただきたいと思います。
○説明員(武藤格君) 国鉄では幹線系線区と地方交通系線区とに分けておるわけでございますが、その考え方といたしましては鉄道の特性を発揮できる大量輸送に適した線区を幹線糸線区といたしまして、鉄道の特性を十分発揮できない線区を地方交通線区といたしております。
この線が貨物が多いから幹線系線区に昇格をするということはどう考えてみても——内容が明らかにされておりませんからどの線どの線という全部の比較はできませんが、これは貨主客従の疑いがある。大臣、そういう考え方はどうですか。貨物を中心にすることについてですね。 たとえば幹線糸線区というのでも、塩釜線というのは営業係数五〇一である。五億一千万の赤字であるが、お客はほとんどないが、貨物が相当ある。
これが今回九千二百キロだというお話を聞きましたが、一体、いままでの地方交通線からどことどことが幹線系線区に昇格をしたのか。
○馬渡説明員 結論を申し上げますと、地方交通線から幹線系線区に移りましたものは二十七線、二千四百五十一キロでございます。逆に、幹線系線区から地方交通線に変わりましたものが九線、二百八十キロでございます。 線区を一本として見たことによりまして、全体の輸送密度が幹線系に編入されるべきであるという見方で入りましたもの、例としては函館本線等がございます。
こういう考え方から、国鉄でも、地方交通線と幹線系線区というような二つの大きな分離の経理が行われたわけでございます。そういう意味でこの考え方が反映され、いまのような区分経理計算が行われてきた。これは大いな国鉄経理の進歩であろうと思うのです。
幹線系線区というのが一万三千四百二十六キロあって、地方交通線が長さでは約四〇%を占めておる。しかし、輸送量は五%にすぎない。収入は四%である。それで、損失は国鉄の損失の約三十%、二九%が地方交通線のためにあるんだということがここに書いてある。収入が五百四十九億円で、コストが二千三百七十二億円だから、結局一千八百二十三億円が地方交通線のための欠損だということが書いてあるわけであります。
「三十九年から四十八年までの赤字額は幹線系線区で四、一九三億円 地方交通線一二、一七三億円」、つまり「十年間の赤字額の四分の三は、七%の仕事量しかない地方交通線から出ているのです。」と、こういうことを訴えています。
それから二十一ページは、その辺のところを絵にかいたものでございまして、左の丸い絵をごらんいただきますと、幹線系線区としまして仕事の量が九二%、それから地方交通線としまして七%と載っておるわけでございます。
これでごらんいただきますように、幹線系線区につきましては、お客様であるならば、一人一キロ運ぶごとに九十二銭国鉄は持ち出しをいたしておるわけでございまして、この辺は、少し運賃のレベルを上げていただくことによりまして幹線系線区の損失額を消すことができるわけでございます。それに対しまして、地方交通線系は、十円七十一銭ずつ損をいたしております。「人トンキロ当り損失額」につきましては以上でございます。